「転職したばかりで辞めたい」看護師がすぐ辞める場合の注意点

せっかく転職したばかりなのに、職場環境や条件の違いで早々に辞めたいと感じる看護師は多いです。実際のところ、初日で辞めたことがある看護師は6人に1人というアンケート結果もありました。

働き始めてすぐに「この病院はちょっと違うかも」と感じたら、じつは早めに辞めるほうが双方にとって好都合です。「我慢してもう少し…」と思っていると、どんどん辞めにくくなっていきます。

転職後、早々に辞めてしまうと、転職活動で短期間の職歴と辞めた理由をどう話せばよいのかという不安もあります。

「辞めたい」と思った時点で、一度、医療系の求人サイトで求人を見てみると良いでしょう。ほかの病院・施設の職場環境、教育体制がわかれば、転職に動くかどうかの判断材料にできます。

紹介型の転職サービスを利用すると、職歴に傷があっても、それでも良いと見てくれる病院・施設を紹介してもらえます。もちろん在職中であっても利用でき、転職して間もないけど辞めたいと考えていることをアドバイザーに相談できます。

転職は逃げじゃない!看護師が逃げたいときに準備する逃げ道

転職したばかりで辞めたい

30代看護師です。実は今年1月に転職したばかりなのですが、また転職しようか迷っています。お給料がまあまあ良かったので今の職場にしました。しかし仕事が楽しいと思えないし、先輩にやり方を聞いても人それぞれだから。で終わってしまいます。それで自分なりにやると、なんでこれやらなかったの?とかこうするべきだったよね?と言われるんです。リーダー業務でこれはどうしますか?と聞くとそれ決めるのはあなたでしょ?って言われます。意味がわからないんです。みんなで相談しながらやればいいのに…それが出来ない。

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せっかく給料の良い職場に転職できたのに、職場の人たちがあまり協力的ではなかったようです。

看護師の仕事を続けていくときに、もっとも大事なのは職場の人との良好な関係性だと感じます。

ただ、こればっかりは実際に職場で働いてみないと分からないところが、転職の難しいところかもしれません。

転職したばかりの看護師ですが、施設の為に看護師の人数も少なく、私を含めて7人!その他には介護師が多数いますがどうもスタッフ間の人間関係が介護師が強く、また、看護師間でも、クセのある方ばかり!勤務中、多少の雑談もできず、苦痛です。仕事的には、楽なのですが、施設というのは、どこもこんな感じなのでしょうか?業務内容よりも、人間関係で疲れてしまいます。

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施設によっては、なんとなく看護師が優位性を感じるところも多いのですが、この施設では介護職が数的優位になっているようです。介護もなかなか人の関係性が難しい職場です。

介護施設の看護職は病棟よりは楽な部分はあります。反面、人付き合いに苦労するかもしれません。

看護師をやっています。今回初めて4月に転職したばかりですが、ミスマッチが多く退職しました。今回の就職は某紹介サイトに登録してエージェントの人が色々やってくれたのですが、実際面接で紹介会社を通してるから難しいと言われたり、掲載している病院は募集がないと言われたりしました。実際紹介会社からでは雇わない病院もあると聞きました。次の転職では時間をかけて病院をみようと思っているのですが、実際検索すると紹介サイトが多くて何を頼りにすればいいのか困っています。

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紹介型の転職サービスを利用して転職したけど、希望条件と違って辞めてしまったようです。

転職サービスで紹介してもらうときは、妥協しないことが大切です。つい、遠慮して希望を低く伝えたり、アドバイザーの推しに負けたりしがちですが、それでは転職サービスの利用価値がありません。

もし利用した転職サービスが、希望と違う病院・施設ばかり紹介してくるならスルーして、違う転職サービスに登録しなおしたほうが良いです。

看護師です。転職を考えています。今年の4月に入職したばかりですが、人間関係の悩み、体調不良で、今の職場を辞めようかと考えています。看護の仕事は好きなので、今後も続けたいのですが、経験が浅くても雇ってくれる病院はあるのか、とても不安です。また、求人情報をどうやって集めたらいいのか分かりません。

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転職サービスには、自分で求人を探せる求人サイトもあります。転職したばかりだけど辞めたい場合は、まず医療系の求人サイトで情報を集めることからはじめます。

  • 求人サイトにはたくさんの病院・施設の情報が集約されているので、情報を集めやすい。
  • また辞めることにならないように、理想の働き方ができそうな職場をしっかり見定める。
  • 紹介型転職サービスではないので急かされることなく、自分のペースで探していける。
  • スカウト機能が付いている求人サイトがあり、病院・施設側から声をかけてもらえる。

「辞めたい」と感じた時点で、一度、医療系の求人サイトで求人情報を見てみると良いです。いろいろな病院・施設の職場環境や教育体制がわかるので、転職しなおすべきかどうかの判断基準にできます。

辞めるならさっさと動いた方が良いし、辞めないならそれなりに長く働いていく覚悟を決めなければなりません。

辞めたいと思いつつ、ズルズルと先延ばしするのが一番良くないです。

転職先が合わないケース

  • 職場の人と合わない
  • 職場環境と合わない
  • 希望条件と合わない

転職先が合わないせいで、転職して早々に辞めることになってしまう看護師もいます。何年か看護師として働いていると、転職して数日で辞めてしまった看護師を何人か見てきていると思います。

職場の人と合わない

看護師が辞めたいと感じる原因の多くは、職場の人と合わないというものです。ほかの看護師や師長など、職場の人の良ししは数日も働けば見えてくるため、違うと感じたら早めに決断したほうが良いでしょう。

転職前の職場はせっかく看護師同士の関係が良い職場だったのに、給料に不満を持って辞めてしまう看護師もいます。しかし、転職で給料は上がったけど、職場の人と合っていないというのは残念な転職の結果です。

転職にあたっては、自分が絶対に譲れない条件を一つ決めておくことが大切です。個人的には、看護師が長く働いていけるかどうかは人間関係ありきのことだと私は感じています。

職場環境と合わない

病棟で働いていた看護師が、病棟ではない働き方を求めて施設に転職するケースはよくあります。多種多様な職種が集約された施設特有の職場環境には、慣れるまで苦労する看護師も多いようです。

職場環境の悪さに耐えられなくなるまでは、数週間から数ヵ月はかかるでしょう。このとき、試用期間が終わって社会保険に加入していると、職歴に残ることになります。

職場環境の情報は、紹介型の転職サービスを利用する中でアドバイザーから聞き出すのが良い方法です。ただ、悪いアドバイザーなら「いい病院ですよ」とウソをついてくる可能性もあります。

そこで、紹介型の転職サービスを利用するときは必ず次のことを聞くようにします。

  • 定着率はいいですか:定着率が高いというのは辞める人がほとんどいないということ。定着率が低いなら辞めたほうがいい。
  • 頻繁ひんぱんに求人していませんか:頻繁に求人を出している病院・施設は辞める人が多い証拠。
  • いつ出された求人ですか:求人期間が長い病院・施設は、求職者から敬遠されている可能性がある。逆に良い病院・施設は求人を出した瞬間に決まっていく。

転職サービスのアドバイザーと良い関係性をつくって、新着の求人から定着率のよい病院・施設にしぼって紹介してもらうと、転職の満足度は高くなるでしょう。

アドバイザーが「この病院が求人を出すのは珍しいですよ。」と言う求人はだいたい当たりです。

希望条件と合わない

せっかく転職しても希望条件と合わないことに気付くと、働く気力がなくなっていきます。

  • 希望どおりに給料は上がったが、夜勤や残業が増えた。
  • 残業がほとんど無いって聞いたのに、残業だらけだった。

看護師が転職するときの希望条件で、もっとも多いのが残業や労働時間に関することです。

求人情報で見るかぎりでは「残業なし」「残業が少ない」となっていても、実際に働いてみると残業が予想以上に多かったということがあります。

転職サービスを利用すると希望条件に合う病院・施設を紹介してもらえるので転職の満足度は上がるはずです。でも、自分の絶対条件を決められなかったり、希望条件を遠慮して伝えてしまったりすると、ミスマッチにつながります。

アドバイザーが希望条件と違う病院・施設ばっかり出してくるなら、その転職サービスの紹介はスルーして、違う転職サービスに登録しなおすのが賢い利用方法です。

どうせ無料で利用できるものです。図々しく利用するくらいがちょうどいいと感じました。

看護師で最短で辞めたのは


出典:HATARAKI NURSE

転職したての看護師が最短で辞めたその日数は即日です。6人に1人くらいが即日で辞めた経験があることになります。

転職したての場合はためらうかもしれませんが、「この職場、ぜんぜんダメかも。違うかも。」と直感したら、早めに辞めるほうが辞めやすいのは経験者なら知っていることです。

転職したが初日で辞めたい

  • 早ければ早いほど辞めやすい。
  • むしろ初日なら、後腐れなく辞めることができる。
  • 見学しただけと思えばよい。
  • 初日で辞めたなら経歴に傷つかない。

看護師として転職して初日に辞めたいと思ったら、じつは初日で辞めるのが双方にとってもっとも都合が良いです。

初日で辞めるなんて病院・施設に迷惑がかかるかもしれない。と思うのは逆です。指導・教育には人を取られてしまうので、いざ転職者の指導がはじまってから辞められるほうが迷惑であり、「せっかく教えたのになんなの?」という感情につながります。

初日で辞めたいと思うほどの職場なら、初日で辞めるのが双方の幸せと言えるでしょう。

初日で「この職場、違うかも」と感じた場合は、長くても3日で辞める決断するのが良いでしょう。3日働いてみて、「意外といい人たちだった」とか「我慢できそう」と思い直したなら続けてみると良いでしょう。

転職1ヶ月以内で辞める場合

看護師として転職して1ヶ月ほどで辞める場合は、社会保険の加入がネックになります。もし、転職先ですでに社会保険に加入したなら、次の転職活動で職務経歴に書く必要があります。

社会保険加入手続きが済んでいる場合は、1ヵ月だけ働いていたことが次の転職先にバレてしまいます。

1ヵ月間の職務経歴が転職で不利になるとは限りません。職場環境があまりにひどいと1ヵ月くらいで辞めてしまう看護師もいることくらいは、業界でもよく知られている事実だからです。

職務経歴に傷が付きそうなときは、転職サービスを利用して転職活動するのが正攻法です。「短期間の職務経歴をどう説明すれば印象が悪くならないか」など、アドバイザーから助言をもらいながら転職先を探すのが良いでしょう。

転職後すぐ辞める場合の注意点

  • 社会保険加入手続きをする前に辞める。
  • 社会保険加入手続きが済んでいる場合、その期間は職歴になる。
  • 短期間の職歴を傷として考えるなら、転職サービスを利用して転職活動する。
  • スカウト機能付きの求人サイトで転職活動をはじめると効率的。

看護師として転職後にすぐ辞める場合は、社会保険加入手続きの有無が判断の分け目と言えます。社会保険に加入する前なら、加入履歴が残らないため隠し通すことができます。

社会保険に加入したあとに辞めると、次の転職先で加入履歴が発覚するので、すぐ辞めたとしても職務経歴として書く必要があります。

転職後にすぐ辞めたら、転職活動で短期間の職歴と辞めた理由をどう話せばよいのか不安になるかもしれません。自力で転職活動するよりも、プロを頼るほうが格段に転職は成功しやすくなります。

紹介型の転職サービスを利用すると、職歴に傷があっても、それでも良いと見てくれる病院・施設を紹介してもらえます。もちろん在職中であっても利用でき、転職して間もないけど辞めたいと考えていることをアドバイザーに相談できます。

「辞めたい」と思った時点で、一度、医療系の求人サイトで求人を見てみると良いでしょう。ほかの病院・施設の職場環境、教育体制がわかれば、転職に動くかどうかの判断材料にできます。

すぐに転職に動くかどうか迷っている人は、医療系の求人サイトのスカウト機能を利用する方法が適しています。プロフィールを入力作成して置いておくだけで、その経歴・経験で良いと判断してくれた病院・施設から声をかけてもらえます。

転職して早々に辞めたい人にはスカウト機能がおすすめです。

まとめ

  • 看護師の仕事を続けていくときに、もっとも大事なのは職場の人との良好な関係性。
  • 転職サービスで紹介してもらうときは、妥協しないことが大切。もし利用した転職サービスが、希望と違う病院・施設ばかり紹介してくるならスルーして、違う転職サービスに登録しなおしたほうが良い。
  • 辞めるならさっさと動いた方が良いし、辞めないならそれなりに長く働いていく覚悟を決めなければならない。
  • 転職先が合わないせいで、転職して早々に辞めることになってしまう看護師もいる。職場の人と合わない、職場環境と合わない、希望条件と合わないことが主な原因。
  • 転職したての看護師が最短で辞めたその日数は即日です。6人に1人くらいが即日で辞めた経験がある。
  • 看護師として転職して初日に辞めたいと思ったら、じつは初日で辞めるのが双方にとってもっとも都合が良い。初日で「この職場、違うかも」と感じた場合は、長くても3日で辞める決断するのが良い。
  • 看護師として転職して1ヶ月ほどで辞める場合は、社会保険の加入がネックになる。
  • 職務経歴に傷が付きそうなときは、転職サービスを利用して転職活動するのが正攻法です。「短期間の職務経歴をどう説明すれば印象が悪くならないか」など、アドバイザーから助言をもらいながら転職先を探すのが良い。
  • すぐに転職に動くかどうか迷っている人は、医療系の求人サイトのスカウト機能を利用する方法が適している。プロフィールを入力作成して置いておくだけで、その経歴・経験で良いと判断してくれた病院・施設から声をかけてもらえる。