プリセプターが怖い…じつはみんな涙している1年目の試練

プリセプターが怖い。と感じる新人看護師は多く、状況がひどい場合は辞めることさえ頭をよぎります。

指導の範囲を超えているような罵声や脅しはあってはならないものですが、現実にはプリセプターのきつい言葉に苦しめられたりします。無視に近い態度、話しかけにくい雰囲気を出されることもあります。

プリセプターが怖い原因は、

  • 新人がアクシデントを起こさないように、ある程度の緊張感をわざと作らなければならないから。
  • 本当はプリセプターなんかやりたくないのに、上長に頼まれて断れなくてやっているから。
  • 自分の仕事に加えて、新人の面倒を見るという2人分の仕事を同じ給料でやっているようなものだから。

しかし、プリセプティが声をかけにくい状況を作ってしまうことは、医療現場では望ましいものではありません。報告が遅れることによって、インシデントやアクシデントにもつながっていきます。

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プリセプターが怖い

民間病院に就職した22才新卒看護師です。4月に入職して1ヶ月。プリセプターに見捨てられました。誰にも相談できず、手順を見てもらおうと看護師に声をかけても断られたり嫌そうにされたりします。ちょっと間違えると馬鹿にしたような目で見られ、声をかけるのが怖くなりました。病院に居場所はなく、苦痛でしかたありません。食らいついていく気力もありません。

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ある先輩看護師と関わるのがつらいです。他の人と私では態度がまったく違います。私にはこちらも見ず、声のトーンも低いです。こちらを見たと思えば目つきが怖いです。プリセプターで関わることも多く、夜勤など長い時間を一緒に過ごさなければならないとき、この緊張状態がずっと続くと思うと精神的に苦痛です。先輩とシフトがかぶってる前日は眠れなくなり勝手に涙が出てきます。

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プリセプターの機嫌をうかがうようになると、つらく感じるものです。本当はすぐに報告したいのに、なかなか声をかけにくい。報告が遅れて怒られる。という悪循環になってしまいます。

入職1年目は、何もできない自分がもどかしく、居場所がないむなしさを感じるものです。新人の苦しい気持ちをわかってフォローくれるプリセプターだと助かりますが、残念ながら顔に出ちゃうプリセプターも多いのが現実です。

看護師1年目。プリセプターが怖いです。今働き出して2ヶ月目に入りました。ICU勤務で5人の新人が配属されました。毎日覚えることが他の病棟よりおおくてきついですが、頑張っています!しかし、プリセプターのうち3人が、やたら新人をバカにしてきます。そのなかに私のプリセプターも含まれています。間違うことや、申し送りが十分ではないことがほぼ毎日で、先輩からしたらなんでそんなことできないの?この情報取れてないの?って感じだと思うのですが、3人でナースステーションであざ笑っていることがすごくわかります。ほかにも、聞こえるように悪口を言うひとはたくさんいて、正直もう辛いです。

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プリセプターが新人の仕事ぶりをバカにするなんて、ひどい状況です。新人を教育する立場のプリセプターたちが陰で自分をあざ笑っているのを知ったら、プリセプティは怖くて体が動かなくなってしまうでしょう。

ほかにも、悪口を言うひとがたくさんいるということなので、職場のモラルがこわれてしまっているようです。ICUでこの状況だと病院の質にかかわってきそうです。本来は師長が問題改善に入らなければならない状況と言えます。

新人が辞めることが当たり前になっている職場もあります。悪口が聞こえる職場は、上長も悪口を言っている職場かもしれません。無理して続けることはないでしょう。

新人看護師です。プリセプターの人が怖く、自尊心を傷つけられ、おどすような事ばかり言われるので職場に行くのが怖いです。入職後2ヶ月で、辞めたいと思うなんて思ってもみませんでした。看護師になるぞ!と期待に胸を膨らませていた自分が、ガラガラと崩れおちていく気持ちです。数ヶ月での転職を経験された方、または何度も転職しようと思ったけど踏みとどまれた方、 いろんなお話を聞かせて欲しいです。もうずっと、下痢と動悸が続いています。

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プリセプターの発言が、自尊心を傷つけたり、脅すような言葉だったりする場合は、指導の範囲を超えてしまっています。プリセプティから声をかけにくい雰囲気ができてしまうとアクシデントのリスクを高めることを、プリセプター側が意識しておかなければなりません。

あまりにもプリセプターが怖くて困る場合は、上長(師長など)に相談したほうが良いでしょう。アクシデントが起こってしまうと、プリセプターは上長から怒られるし、そのせいでさらにプリセプターとの関係が悪くなってしまうからです。

体調を崩している場合はストレスが深刻しんこくなので、病棟を変えてもらうか、退職を考えることも必要です。体を壊してしまうと意味がありません。

怖いプリセプターへの対処

  • 第一声は必ず「ありがとうございます。」と感謝を伝える。
  • 上長にも、プリセプターへの感謝を伝えておく。
  • どうせ何をやっても怖いんだから、いちいち怖がらないであきらめる。

第一声は感謝

指導を受けたり、怒られたりしても第一声は「ありがとうございます。」と言うことが前向きな姿勢に見えます。感謝されて嬉しくない人はいません。

怒られるとつい「すみません」とあやまりの言葉ばかりが出てしまいがち。でも、指導してくれたことに感謝している態度を見せることも、プリセプターとの関係をつくるために大切なことです。

プリセプターも、上長からの命令で新人の指導を任され、重圧に耐えながら2人分の仕事をこなしているようなものです。忙しいなかで、自分の仕事にも目配りしてくれていることに感謝することも忘れるべきではありません。

上長をうまく使う

自分の良いウワサを、他人から聞くと嬉しいものです。上長をうまく使うと、プリセプターとの関係改善につながるかもしれません。

たとえば師長に「プリセプターのおかげでできることが増えてきました。プリセプターには感謝しています!」と言っておけば、師長からプリセプターに「新人のコがあなたに感謝してるって言ってたよ」と伝わるでしょう。

プリセプターの態度も、少しずつやわらかくなっていくかもしれません。

あきらめる

新人のうちはまったく戦力にはならず、それでも生活できるくらいの給料を払ってもらっています。それだけでもありがたいと思えれば、「プリセプターが怖くても仕方ない」とあきらめがつくものです。

あきらめとは、開き直るということではありません。怒って指導してくれたことには感謝して、次はミスしないようにやり方を考える。

どうせ怖いんだから。と思っておけば、少しは怖い気持ちも軽くなるでしょう。1年目は何をやっても怒られる。怒られる回数が5回のうち4回だった。それが5回のうち3回になり、だんだん減っていくと自信になっていきます。

プリセプターは怖いもの

  • アクシデントがあると、まずプリセプターが責任を追及されることになる。
  • プリセプター側は緊張感をわざと作る必要がある。
  • プリセプター自身も、師長や院長などからの重圧に耐えている。

プリセプターが怖いと感じる場合は、プリセプター側がなぜ怖い態度をとっているのかを理解すると、少し気の持ちようが変わるかもしれません。

プリセプターが怖いのは、プリセプター自身もプレッシャーを感じていることにも原因があります。もし、プリセプターが新人に甘くて優しいと、業務に油断が生まれてアクシデントにつながっていきます。

プリセプターは自分自身の気を引き締めるためにも厳しい姿勢を取っています。さんざん新人教育をやってきて、「冷たいと思われても仕方ない。現場では怖い先輩を演じていこう。」という考えになっているプリセプターもいるでしょう。

「今日、あなたが付く新卒のコ、おっちょこちょいなところがあるから、アクシデントだけは絶対に起こさないように目を離さないでね!」

と師長から言われていたら、「新人の責任を取らされるくらいなら、無難ぶなんにやり過ごそう。」と思って、わざと話しかけにくいオーラを出していることもありえます。

プリセプターのなかには、指導に向いていない人も当然います。

プリセプターも、新人のころは同じように先輩から緊張感のなかで指導してもらったからこそ、今の職場で生き残ってきています。人命をあずかる医療現場だからなおさらです。プリセプターはそもそも怖いものなのです。

「怖い」と「悪態」は別

何が原因で怒っているのかわかるのは、まだ納得できます。でも、態度が冷たくて不機嫌なのは「悪態あくたい」と言えます。新人がプリセプターのことでつらい思いをするのは、プリセプターの悪態であることが多いです。

プリセプターの怖い態度もあまりに度がすぎると、聞きたいことも聞けない雰囲気になってしまいます。こうなるとプリセプティは精神的な苦痛を感じるようになります。

プリセプターの悪態は、新人の意欲を無くす根本的な原因です。新人が悩んで苦しむと、本来ならもっと早く受けられた報告が遅れてしまったり、緊張のあまりミスをしたりとアクシデントにつながっていきます。

冷たい態度、不機嫌な態度でまったく相談できずに困っているときは、アクシデントを防ぐためにも上長に相談することが必要です。このとき、プリセプターの立場をつぶさないように気を付けて話すのが良いでしょう。

まとめ

  • 新人のうちはみんな、プリセプターが怖いと感じて悩んでいる。
  • しかし、プリセプター側もプレッシャーを感じていることを忘れるべきではない。
  • プリセプターが新人の悪口を言ったり、自尊心を傷つけたりする発言がある場合は、無理して続けなくてもよい。病棟を変えてもらうか、職場を変えることを意識したほうがよい。
  • 指導してくれたことに感謝している態度を見せることも、プリセプターとの関係をつくるために大切なこと。
  • 自分の良いウワサを、他人から聞くと嬉しいもの。上長をうまく使うと、プリセプターとの関係改善につながる。
  • プリセプターが怖いのは、プリセプター自身もプレッシャーを感じていることにも原因がある。
  • 冷たい態度、不機嫌な態度でまったく相談できずに困っているときは、アクシデントを防ぐためにも上長に相談することが必要。
  • スカウト機能付き求人サイトを利用する方法なら、プロフィールを置いておけば病院・施設側から声をかけてもらえるので、待っているだけの転職活動ができる。