看護師の転職準備と流れ|実際はスケジュールどおりには進まなかった

看護師の転職は、準備をして、スケジュールを立てて進めるものと思いがちです。

私はこれまでに2回転職しました。

1回目は大学病院を退職してから転職活動を開始

2回目は整形外科病院の在職中に転職活動を開始

という転職です。

どちらも、転職に向けて準備して、スケジュールどおりに動く…というような計画的な流れにはならない転職活動でした。

この記事では、その2回の転職が実際にどう進んだのかを書きます。

初めて転職するときは不安だったけど、動いたから今の自分があるという話

1回目の転職活動の流れ

大学病院を辞めてから転職活動を始め、内定が出るまでに4ヶ月かかりました。

志望動機が本心ではなかった

辞めてしばらくは失業保険の待期期間があり、その間も求人は見ていました。

ハローワークの求人も見ましたし、失業保険の活動実績のために求人に応募することもありました。

応募は月に1〜2件、面接まで進んだのは5件くらいだったと記憶しています。

転職活動が長引いた理由は、選考で落ち続けたからではありません。面接に進んでも、自分から選考を辞退していました。

というのも「なぜ自分はこの病院に応募しているのか」という確固たる動機を、自分で持てていなかったからです。

履歴書に志望動機は書いていましたが、それは体裁であって、本心ではありませんでした。

求めていたのは「働きやすさ」だと気づく

気持ちが変わったのは、整形外科病院の面接でした。

院長が、今の自分を受け入れてくれるような温かい応対をしてくれたのです。「必要としてくれるなら、ここで働きたい」と思えました。

そこで初めて、自分が探していたのは「働きやすさ」だったと気づきました。

転職活動中に焦りはありましたが、急いで決めたいとは思っていませんでした。

だから、気持ちが動く職場に出会うまで、4ヶ月かかったのだと思います。

2回目の転職活動の流れ

2回目の転職は、整形外科病院で働きながらでした。訪問看護に転職したときのことです。

登録して2ヶ月間は眺めていただけ

「今日から転職活動を始める」と決めたわけではありません。スカウトサービスに登録して、届くスカウトをなんとなく眺めるところから始まりました。

その状態が約2ヶ月続きました。その間、スカウトはかなり届きました。

訪問看護だけでなく、病院、クリニック、老健や特養などの介護施設からも届きます。

「自分の経歴に、こんなに需要があるのか」と思いました。

いつでも話を聞けて、転職はいつでもできるような気持ちになりました。

いい職場があれば、話を聞きに行けばいいだけです。

スカウトの届き方は、経歴や時期によっても違うと思います。あくまで私の場合の話です。

スカウトが届いたその週に面接

訪問看護事業所からのスカウトに返信すると、面接の案内が届き、その週に面接に行きました。

所長と直接話し、感触もよく、内定はすぐに出ました。事業所の所長としては私を採用したいと思ってくれていて、あとは私が承諾するかどうか、という状況でした。

履歴書と職務経歴書は、面接の前に改めて書類として作って持っていきました。

スカウトサービスの登録プロフィールだけで足りるかどうかは、事業所やサービスによって違うと思うので、スカウトが届いたら確認するのが確実です。

転職活動の最後の1ヶ月は引き継ぎ期間

転職が決まったことを整形外科病院の院長に伝えると、すごい驚かれて、残念がられました。「なんで?」と理由を聞かれて困りました。

辞めること自体は問題になりませんでした。

「次の人を探したいから、1ヶ月は引き継ぎを兼ねて在籍してほしい」と頼まれて、それで転職先への入職まで1ヶ月かかりました。

2回目の転職活動は、

  • 転職サービスに登録して求人を眺めていた約2ヶ月
  • 現職場からスカウトが届いて面接→内定までがほぼ1週間
  • 退職までの1ヶ月

で、登録から入職まで約3ヶ月でした。

準備もスケジュールも思いどおりにはならない

私は2回とも、準備をしてから転職活動を始めたわけではありません。

準備しておくこと自体は悪くないと思いますが、準備したからといって予定どおりに進むものでもない…というのが実感です。

応募書類は準備できない

応募書類の準備は、2つに分けて考えるのがよいと思いました。

  • 先にできること:これまでの経歴の整理。職歴や免許など、基本的な記載事項
  • 応募先が決まってからじゃないとできないこと:志望動機、応募先に合わせたアピールの出し方

1回目は、志望動機が本心で書けなかったことが、4ヶ月かかった大きな理由でした。

志望動機を書けなかったのは、「転職で何を求めているのか」がまだ自分自身で見えていないことが原因だったと思います。

私の場合は、求めているものが「働きやすさ」だったことが、面接に行ったときに初めてわかりました。

2回目は、志望動機と自己アピールを、スカウトが届いて面接が決まってから応募先の訪問看護事業所に合わせるかたちで書きました。

スケジュールは立たない

求人やスカウトが届くタイミング、出会う職場は、自分では決められません。

私の場合、転職の2回とも決め手になったのは相手の反応でした。

転職1回目は、整形外科病院の院長が温かい応対をしてくれたこと

転職2回目は、訪問看護の所長が面接後にすぐ内定を出してくれたこと

です。

準備しておくのは悪くないと思います。ただ、私の場合、転職は出会いのタイミングで動き出していて、型どおりには進みませんでした。

転職の準備はそれほど意味がなかった気がします。必要だったのは「本当に今の職場を辞めていいのか?」という心の準備くらいです。

この記事で書いたのは、私の2回の経験です。

転職は、人によって期間も進み方も違うと思います。

ただ私の場合は、転職活動は計画どおりに、思いどおりに進めらたわけではなかった、という経験がみなさんの気持ちの救いになれば幸いです。